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<ワニ料理>不登校直した家族旅行を店名に 愛知で開店へ(毎日新聞)

 昨年9月に自動車部品メーカーを定年退職した愛知県知立市西中町の信原真治さん(60)が、6月に刈谷市でワニ料理の専門店を開く。不登校の長男を立ち直らせたアフリカへの家族旅行を忘れない狙いもある。店の名前は「AFRICAN」(アフリカン)だ。【安間教雄】

 今は会社員の長男(32)は、小学4年生の時に不登校になった。両親が共働きで妹と2人だけの時間が多く、両親や社会への不信が原因らしかった。5年生になっても不登校が続いたため、88年の夏休みにケニア旅行に出かけた。言葉が通じない外国を訪れ、家族しか頼れない状態を体験させる狙いだった。信原さんが学生時代からアフリカのマコンデ彫刻にあこがれ、ケニア旅行を夢見ていたことから旅先に選んだ。

 7泊8日の旅行中、川に無数のワニがいるのを各地で見学。防護柵もない川の前で、猟銃を持つガードマンに守られて開かれたディナーショーはスリルに富み、ワニ料理の味も忘れられなかった。長男は5年生の2学期から登校を始めた。その後も家族のきずなを強めるため3年おきぐらいに訪れ、アフリカ旅行は計5回になった。

 ワニ料理店は自宅に近い刈谷市板倉町に6月6日にオープンする。アフリカ出身の料理人を雇い、南米から輸入したワニの肉を使い、日本人に合うようにくし焼きや焼き肉、カツ、カレー、おでん、サラダなどにして出す。各料理の値段は200~3000円。店内には数十点のマコンデ彫刻も展示する。

 信原さんは「長男の立ち直りや家族の幸せはアフリカ旅行がきっかけ。息子は社会人になり、私も定年退職できたので、集大成と記念のつもりで開店する」と話す。

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